『大は小を兼ねない』時代

2023/03/05(日) 家づくり暮らし日常

少子化がどんどんと進んでいる状況で、

いろいろなことが、変化してきています。

 

住宅の間取りでも、大きな座敷を構えるような方は、少なくなり、

逆に、大きな座敷を持て余してしまっている方が増えてきました。

 

住居で宴会をするということもなくなり、人寄せごとは、外部施設で行う時代です。

加えて、法令による誘導もあり、省エネ性能を追求していく時代にあっては、

ますます、住居に大きな空間を求めることが、少なくなっています。

 

住宅の間取りにあっては、『大は小を兼ねない』時代になっているのかもしれません。

 

しかし、実際の暮らしで、狭苦しさを感じるような空間では、

息が詰まってしまいます。

省エネを追求し、現代的な暮らしを求めた結果、息苦しく感じるような空間になってしまったとしたら、

とても残念なことだとも言えます。

 

そこで、ご案内しているのが、「広がり間取り」とう考え方。

 

ムダな廊下をできるだけつくらず、目線の抜け感もあり、採光や通風も配慮しながら、

永く住まうことを想定した間取りの構成にしていきます。