「家庭が崩壊しない間取り」

2010/10/11(月) 日常
住宅建築に関する書籍を、よく読みますが、
「家庭が崩壊しない間取り」というタイトルの本まで、
出版されるようになりました。

家づくりに携わる者として、興味深いテーマでしたので、
とりあえず読んでみました。

間取りが、家族に与える影響というのは、
確かにあると思います。

家族の顔を見ることもなく、自分の個室に行き来できる、
アパートのようなプランは、
子供が小さいうちからそこにこもるようでは、
家族コミュニケーションも少なくなり、家族崩壊にもつながりかねません。

ただ、家はあくまでも、家族の住まう器であります。

器が家族を決定するとはいいにくい。
若干の影響があるとは思いますが、
いい家族は、家をよりいい器に変えていこうと、思いを廻らして、
結果として、いい間取りの家になっていくのではないかと思います。

大家族から、核家族にシフトしている現在の日本は、
家族のあり方が、大きく変化してきました。

家づくりは、お住まいになるご家族と切り離せないものです。

ご家族のあり方が多様化している現代社会にあって、
家づくりを通して、何かしらの役に立てることがあれば幸いです。