W型のゾーニング
2012/12/27(木)
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プランは敷地の条件によって異なるもの。今回は、東側が斜めに切り取られた台形状の敷地のためW型のゾーニングとしました。 玄関は、北西側の駐車スペースからほど近い位置に設けています。玄関を入ると、食品庫を兼ねる玄関収納があります。この収納からキッチンにつながるため、お買い物から帰った際の動線がとても勝手のいいものになりました。勝手口が使われずに塞がっているお宅をよく拝見しますが、ごみの一時保管庫を考慮し、ごみ出し動線を検討することで、勝手口が無くてもいいプランになるのではないでしょうか。 キッチンが全体を見渡せる位置にあるプランは、子育て世代のご家族にはとても助かるのでは。今回のプランは玄関から入ってすぐのところにキッチンがあるので、学校から帰ってきたのがすぐわかります。ご家族のコミュニケーションがとりやすいのでは。キッチンの横にダイニングスペースを。子供さんが小さいころは、ダイニングテーブルが勉強机替わりになるといいます。 リビングは、東側や南側のウッドデッキを介して外の空間に繋がります。20帖のLDKですが一層広がりを感じます。さらに、タタミの間にもつながりますので、ご親族が集まられた際にも、広々と使えるように。タタミの間は2枚引込戸で区画することもできるように。 脱衣室に洗濯機を置くプランですが、洗濯物干しの計画は、晴れの日は外のウッドデッキ。雨天の日は、縁側にという計画です。子供さんが小さい時は、洗濯物の量もとても多いもの。洗濯物は意外に重いものですので、今回のプランのように、物干し場はできる限り近い方が合理的でしょう。 2階には、分割して使える子供室。引戸の入口は2つですが、当面は、一体で使う計画です。主寝室には屋根の形状を利用しロフトスペースを設ける計画です。 2階には共通に使える納戸を設けました。様々な形のものを収納するための納戸スペースは、可動棚などを設け重層的に使うことで、収納量を確保できます。 2階の窓には、『ふとん掛け』を設置します。天気のいい日には、定期的に布団干しをしたいものです。 外観は、片流れ屋根でモダンな雰囲気ですが、隣地に雪を落さないようにする配慮でもあります。延床面積が31.56坪とコンパクトですが、面積以上の広がり感のある豊かな空間になることでしょう。 |
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