蓄熱式暖房機

2010/02/26(金) 未分類
一昨年の油の高騰により、灯油を熱源にする方が、新築の場合、少なくなっています。いまや、オール電化住宅が当たり前のようにも。

調理器具・給湯器・暖房設備のエネルギーを消費する3点セットで、オール電化となりますが、電気式の暖房設備が、なかなか悩ましいもの。

電気を使った暖房は、その昔、飛行機の中など、油を燃やして暖を採ることのできない環境で、どうやって暖を採るかということで考え出された物だとか。

その際、熱を貯める効果のあるオイルがいいのでは、ということで、オイルヒーターが開発されたそうです。

(写真の左側に写っているのが、ゆい工房でも扱っている、ディンプレックス社のハイブリッド式オイルヒーター。オイル蓄熱の輻射熱とハロゲンヒーターの複合です)

欧州では、建物がレンガの組石造が多く、暖炉などで暖めた熱が、構造体の煉瓦に蓄えら、それを利用していました。冷えれば底冷えしますが、温まるとゆっくり放熱します。

そこで、オイルヒーターのオイルの代わりに煉瓦を使った蓄熱式の暖房機はどうかということで考案されたとのこと。

かなりの高温でも割れない煉瓦が、あの蓄熱暖房機の中には入っています。

オール電化住宅が、省エネルギーに繋がるかどうかは、暮らし方によるところも大きいので、一概にはなんともいえません。中には、「エネルギー源は分散した方がいいのだ」という方もいます。

いずれにしても、岩手で暮らす場合、暖房器具は必需品ですから、暮らす方に合わせたものをご紹介していきたいと思います。


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