森林吸収によるカーボンオフセット

2014/01/20(月) 未分類
人間が活動することで、二酸化炭素が放出されるのですが、産業革命以降、地中に埋蔵されていた石炭や石油が、エネルギーとして燃焼される際、大量の二酸化炭素が放出されるようになったため、これが地球の温暖化を進めているということです。

温室効果ガスの排出を抑えるため、近年では様々な活動が行われています。化石燃料を使わない新たなエネルギーということで、太陽光や太陽熱、風力、地熱、などなど、代替エネルギーが試験的に広がりを見せています。水力発電やバイオマスエネルギーなどの自然エネルギー利用も見直されています。

森林の育成は、この、エネルギー問題とは関係ないように捉えられていましたが、森林が成長していく過程は、二酸化炭素を吸収し酸素を放出する仕組みで、実に環境問題に貢献しているものです。しかし、この効果を、明確に示すことができませんでした。

森林が二酸化炭素を吸収量を評価する、カーボンオフセット・クレジットの仕組みは、環境省の厳格な検証により発行されるもので、この度、盛岡の三田農林株式会社様の方で、盛岡市浅岸地区と川目地区の管理されている山林を背景に、700トン分の排出権が確保されました。

この排出権は、木材輸送時に排出される二酸化炭素量のカーボンオフセットに用いることができ、間接的ではありますが、家づくりにおける環境負荷をより軽減することができます。

ゆい工房では、岩手県産木材を積極的に利用しています。これは、地域経済の活性化にもつながりますし、輸送時の二酸化炭素放出量も少なく抑えられ、環境にやさしい取り組みとなるのではないかと考えています。

今回、この排出権を利用させていただくことで、森林が果たしている役割を、よりたくさんの方にご理解頂けるいい機会にもなるのではないかと思っています。

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