『建替え』か『丸ごとリフォーム』か
2014/06/21(土)
未分類

現在のお住まいに、愛着もあり、すべてを壊して無くすのはもったいないと思うことがよくあります。
現在のお住まいの状況にもよりますので、一概に方向を決めるのが難しい、課題だと感じています。
バブルの頃であれば、すべて壊してしまう方向になっていたのかもしれませんが、時代はエコを追求し、できるだけ廃棄物が出ないようにすることも求められています。愛着のある設えを部分的に残しながら、丸ごとのリフォームを行うという選択をされる方も増えてきました。
リフォームで、間取りの改編を行うこともありますが、さすがに限度もあります。
ご家族構成が大きく変化することも多く、特に、ご家族が少なくなってきている現在の状況では、『増築』の反対で『減築』をなさる方もおられます。『減築』はとは、例えば、二階建ての場合に、二階部分を撤去し平屋にしてしまうとか。
既存建物と同じ規模で『建替え』を行う際には、費用面もかさんでいきますので、『丸ごとリフォーム』を選択される方も多いのです。
どうしても『建替え』に、となる場合は、ご家族が増えてきているとか、敷地の地盤があまり良くなく、改良しなければならないとか、の場合でしょうか。
いずれにしても、日本の高度成長期に建てられた住宅は、短命であり、もったいないと思われます。手を加えながら、価値が上がっていくお住まいができればと思うこのごろです。
※写真は、キッチン周りを、タイルや吊棚で明るくリフォームした事例です。