「いわて森の棟梁」登録研修

2010/10/25(月) 未分類
「いわて森の棟梁」登録研修があり参加してきました。本日は、実際に、木材の仕口強度を計測する破壊試験なども拝見できました。とても勉強になるいい企画でした。

木造住宅は、はるか昔から作られていますが、高度成長期に、プレハブ住宅メーカーが台頭する中で、木造住宅に対するイメージが下がってきた状況がありました。ハウスメーカーの、マスメディアによる大量な広告宣伝により、地域の木材を使って家を建てるという当たり前のことが、残念ながら、避けられるようになってきました。

しかし、近年、環境問題を契機に、地域木材を使うことに注目が集まってきました。

確かに、たくさんの流通エネルギーをかけて、外地の森林を、わが国の住宅作りに用いることが、環境にとってどうなのか、という意見もあります。

ただ、地域の木材に関する不安感をなくしていこうということで、現在、岩手県では、林業技術センターを中心に、基礎データをとりながら、地域木材を使った住宅の安全性を示していく取組みがなされています。

木材の乾燥技術も進化していますので、かつての木造住宅よりもかなり進化しています。古来からの知恵と現代の最新技術が融合して、現在の木造住宅が作られているといえます。

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