現代町家

2009/08/26(水) 未分類
住宅団地内に家を建てさせていただくことが多い。

ニュータウンという言葉。多摩ニュータウンのことがよくテレビで報じられる。中層の団地群は、開発当初は、夢あふれるマンション群で、誰もがあこがれ抽選までして入居した。しかし、一世代、二世代の時が過ぎると、時代の様相は異なってきている。共同住宅のスタイルは、解体しようにも区分所有の関係で、思うように事が進まないこともあるようだ。

家とは何か。

家には、様々な要素が含まれる。答えは、そこで暮らす人の数だけあるのかもしれない。

家づくりにかかわる自分たちは、その答えを、いつも探し続けているのような気がする。

個人的には、何世代も住み継いできた家に生まれ育ったものだからか、そこにいつまでもあって、迎えてくれるところ、というような感覚がある。

ニュータウンの中に建てる家は、これから何世代、住み継がれるのだろうか。

長く住み継がれる家を目指し、現代町家について、考えていく。

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