趙海光先生に学ぶ

2009/06/15(月) 未分類
設計手法にはさまざまなものがある。

木造建築、特に、木造二階建ての住宅では、ハウスメーカーといわれる企業設計士が、一つの時代を引っ張ってきたように思われる。

一般の工務店も、その手法に追随する形になったためか、木造の良さも、特徴も無くなって、どの家をみても、同じような空間になってしまった。

今回、趙海光(ちょう・うみひこ)先生から、多くのことを学ぶ機会を得た。

住宅のあり様は、時代とともに移り変わるところがある。フルオーダー住宅を造るとなった時でも、基本モジュールを毎回変えて造ることはない。そもそも、住居は、人のサイズに合わせて造るのであるが、家族のサイズで平均身長が2メートル以上の家族となれば、いろいろと変える必要もあろうが、そんなご家族はめったにいないからである。

家づくりをどこまでを企画化することができるか。

時代の要請や、歴史的文化的背景、つくり手の知恵や技術に裏打ちされ、家づくりのあり様がかたち造られる。

これから、趙先生の手法を、ご紹介しながら、家づくりのかたちについて、考えていきたい。

1ページ (全30ページ中)