耐震診断の現場から②

2007/01/20(土) 未分類
耐震診断で、天井裏や床下を拝見させていただきますと、驚くような施工状況の現場に出くわします。

その建物の建築にたずさわられた方々の足跡が残されているという感じです。

間柱の間にはさまれていた断熱材が外れて、また、その補修をガムテープでとめている現場もありました。(写真上)

また、床下の断熱材(グラスウール)が湿気を含み、垂れ下がって、濡れたセーターのような状態の現場もありました。(写真下)

住宅の床下や天井裏は、施工された状況をそのままの姿で残します。
工事した人の心がそのまま反映されるところのように思います。

ゆい工房では、第三者による検査を受けて、次工程に進む体制をとっております。
適度な緊張感を持ちながら、各職人が取り組んでいます。
後代の誰かが、入ってみたときに
「この現場を担当した人はすばらしい」
と思えるような現場にしたいものだと思います。

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