「神様ごはん」の本から学ぶこと
 「神様ごはん」の本
 「神様ごはん」の本
 
 うーんと。これは2015年1月1日初版発行の本でございます。
 今から1年以上前ですね。
 著者は開運料理人の「ちこ」さん。
 もちろんこれは本名ではなくペンネームでありましょう。
 
 本の装丁もなかなか好感がもてますね。
 著者本人と思われる、にこやかな笑顔と和装で料理をつくる写真がたくさん挿入されています。
  
 今時は「食育」がPTAの会合に行ってもいつもテーマになっていましたから、ただの「スローフード」をテーマにした本かなと最初は思ったのですが、この本はなかなか奥が深いです。
 
 著者の言葉を借りて紹介しますと・・・。
 
 「神様は、台所が大好きです。だから昔は、どこの台所にも、神様がいらっしゃいました」
 
 「神様がいる台所。そこでごはんを作りはじめると、言葉では言い現せない、自然と悩みが消えていくような、凜とした気持ちになります。」
 
 「空気のちからによって、ごはんは本来の味を発揮して、おいしくなるだけではなく、食べた人の心の中にある空気の流れも変えるのです。」
 
 なーるほど。食事も素材とか料理法とか目に見えるもの(モノ)ばかり追求しても駄目なんですね。
 
 目に見えない「もっと奥深い本質的な事があるんだよ」と「ちこさん」は私たちに語りかけます。
 
 日本古来の神道的な色調が深い本ですが、現代人が忘れかけている本質的なものをもう一度気づかせてくれていて、ととも共感を覚えますよね。
 
 ゆい工房も住むだけで、心が癒やされるそんな空間を提供していかなきゃならん。
 そんな覚悟をいただいたお勧めの本です。
