こころを照らすことば 008
2012/10/09(火)
こころを照らすことば
「幾たびか辛酸を歴て、志、初めて堅し」
(西郷隆盛)
■解題:
西郷は、三度流罪人として島流しを体験している
流されたのは、奄美大島、徳之島、沖永良部島
三十一歳から三十六歳までの四年八ヶ月間だという
とりわけ沖永良部島での十八ヶ月は囲い牢付きの重罪で、
当初三ヶ月は雨ざらしで、生死の境をさまよったのだという
このような牢獄での体験があり、西郷は晩年に「敬天愛人」
思想を形成し、まさしく、新生日本の屋台骨をつくったのですね。