◎よい家 どっとこむ。006

家は値段なりにしかならない?



今年の住宅着工は80万戸を割りそうな状況のようで、最盛期の約半分のようです。


今や需給バランスは買い手市場で、値引きを要求するケースもちまたでは増えているやに聞いています。


そこで、私の持論である「家は値段なりにしか建たない」について少々解説しようと思います。


お客様からの値引き要求を、工務店(住宅会社)がしぶしぶ了承した場合どうゆう事が施工側で起こるかを理解することが大切です。


ほとんどの場合(会社が大きくなればなるほど)値引きは下請け会社に転嫁されます。


つまり、今回のお客様は予算がなく、私たちも苦しいから、おもえのところも泣いてくれ・・・・。という調子ですね。


ここで問題になるのは、施工品質が落ちてしまうの?
ということですが、よほど極端なケース以外、品質は落ちないといってもいいでしょう。



品質が落ちずに、契約金額が安くなるのだとしたら、こんな得なことはないじゃないの?・・・と簡単に決めつけてはいけません。



なぜなら、一番大切なことは、現場を任せられた職人さんたちの心の世界(気持ち)なのです。



喜んで、感謝して取り組ませていただいた現場と、予算がなく悲しい気持ちで取り組んだ現場で外見上では違いはないようにみえますが、本質的に全然違う家になってしまうと私は考えています。



一番の問題は、お客様への感謝の心の欠落した「魂の入らない家」になることなのです。



みなさんは、どうおもいますか?

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