高気密・高断熱住宅は木が 腐りやすいって聞いたけど、どうして?

昔の家は80年でも100年でも長持ちしたのに、最近の住宅はわずか10年ぐらいで床が落ちてしまったという話を耳にされたことはないでしょうか。

古くから、木材は鉄やコンクリートよりも強度に優れ、耐久性が高いといわれています。
東大寺、正倉院の校倉づくりなどがよい例です。
これは木材が使用されている環境や含水率(木材に含まれる水分の割合)によって違ってきます。
木材が柔軟性と剛性を発揮する、もっとも適度な含水率は10~13%です。
20%を超えると木材腐朽菌やシロアリが発生しやすくなります。

ところが高断熱・高気密住宅は、断熱材によって木材を覆ってしまい、木が呼吸できなくなってしまいます。
もっとも危険なのは床下です。
土台や床下部分は湿度が高く、通風性も悪く、木材にとって決してよい環境ではありません。
エアパスの家は、湿気を抑え、通気性を高めて、木材が最も強さを発揮できる含水率になるように作用します。

さらに木材の四周が、常に循環する空気にふれる状態になっています。

エアパスの家は、測定値でも床下湿度が50~68%、木材含水率は11~16%と理想的です。
湿度が低いということはダニやシロアリの生存しにくい環境ですから、エアパスの家は「防湿・防露住宅」であり、「防蟻住宅」でもあるといえます。