遷宮というシステム

2008/08/21(木) 未分類
日本を縦断して島根県の出雲地方に行ってきました。定期的に尋ねているのですが、
縁結びの神様として知られる出雲大社が、平成の大遷宮着手の年ということもあり、
また、比較的近くにある石見銀山が世界遺産に登録されたということもあってか、例年にない観光客の数で少し驚きました。

建築物の長寿命化を考えることが多いのですが、伊勢神宮の式年遷宮がよく知られているところですが、今回の出雲大社の「遷宮」は神殿のリフォーム事業に当たるものですが、木造建築の場合、神殿の遷宮とは言わないまでも、リフォームをしながら新陳代謝し、機能を受け継いできた歴史があります。

盛岡の農家さんの住居でも、小屋があったところに、住居を建て替え、前の住居を小屋として利用したりすることがありました。
敷地が広ければ、こういうこともできるのだなあと、改めて思います。

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