ラウンドできる動線

2014/07/17(木) 未分類
家の中での「動線」。

人はどのように動き回るのか。

動作が滞りなく流れる時、心地よく感じます。流れるような所作は、美しく感じます。

暮らしの中で、美しい動線というものがあるような気がします。

この動線の中に、収納計画をうまく取り入れていくことで、生活が変わってくるのではないかと思います。

住宅には、「表」の空間と「裏」の空間がありますが、これをどのようにつなぐかというのも、プランニングの面白いところ。

リビングスペースを中心とした「表」の空間と、収納や水回りを中心とした「裏」の空間を、最短の動線でつなぎ、使いやすいけれども、程よい距離感のある配置にする。

単純なプランは、昔の旅館のように、廊下ですべてをつなぐプランもありますが、この廊下がムダで、うす暗かったり、冬場は寒かったり、一戸建ての大きな問題の場所でもありました。

そんな細長い廊下にせず、ラウンドできる動線計画ができれば、暮らしが美しくつながるのではないかと思うこのごろです。

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