横浜の三渓園 古建築の奥ゆかしさ
2008/07/20(日)
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随分前に神奈川県に住んでいたこともあったのですが、名所を見て歩くこともしませんでしたので、横浜にこんな素晴らしいところがあったのかと驚かされました。
6万坪弱の広大な庭園には、重要文化財として指定されている建築物が多数保存されており、建築系の学生さんが、木造建築の研究のため、スケッチに来ることもしばしばあるそうです。
横浜というおしゃれな街にある三渓園にですが、高層建築が立ち並ぶ人工的な都市空間よりも、しっくりくるなあと思うのは、自分自身、年を重ねたことや、指向性に変化が出てきたこともあるのでしょう。
“東の桂離宮”とも評される三溪園だそうです。確かに、臨春閣(重要文化財)を眺めるこのアングルは、桂離宮のプロポーションに似ています。
この庭園には、電線などの雑音が一切見えてこないというのも、貴重な空間なのでしょう。臨春閣に至る石だたみは、様々な時代劇のロケでよく使われるところなんだそうです。
建築の美意識やアイデアがあふれている古建築の奥深さに触れることができました。
