日差しのコントロール
2007/07/07(土)
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今年の夏の日差しは、例年よりも強い感じがします。
こんなとき、日差しをコントロールすることができればと思います。
地球の公転により、太陽の高さが、季節によって異なるので、日差しの入射角が異なります。
夏の日差しは高いところから注いでくるのに対し、冬は低いところからから入ってきます。この性質を考慮し、日本では軒や庇が考案されたのでしょう。
NHKの美の壺という番組で、日本の塔について、軒の美しさやそのバランスについて谷啓さんが紹介してましたが、この軒の深さは、建築物の耐久性にもかかわってきます。軒が深く出ていた方が、建物への水がかりが少なく、耐久性のためにも、軒を長く出していました。防水性の高い素材がなかった頃は、建築的な工夫が凝らされていたわけですが、多様な素材が開発された現在、軒も庇もまったくない住宅が日本でもモダンデザインとして出現してきましたが、それが、エコロジカルなのかどうかははなはだ疑問です。断熱・気密を考える前に、もっと自然を考えることが必要かもしれません。