ストーブの灰について
2008/12/07(日)
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薪やペレットなどの燃料の入手経路は、少しずつ整備されてきました。ペレットについては、最近はホームセンターでも扱っていますし、薪についても、薪販売店が少しずつ増えているようです。
ここでは灰の取り扱いなどについてご紹介します。
木灰の主成分は、木材そのものを形成していたミネラルと、燃え残った炭素(炭の粉)です。木灰には、リンとカリウムと酸化カリウムが豊富に含まれています。木灰は、花咲爺さんの昔から園芸家の魔法の肥料として貴ばれてきたものです。酸性土壌を中和し植物を健康に育てるリン酸カリ肥料として庭や菜園で活用して下さい。
灰を取り除く際には、炉床の灰は几帳面に掃除する必要はありません。むしろ炉床の灰を常に1~2センチの厚さで残して下さい。灰は炉床への熱負荷を軽減するので、その寿命を延ばすことになります。
また、灰掃除は火が完全に消えてから行ってください。灰受けトレイのしくみは、ストーブによって異なりますが、灰受けトレイの灰は不燃性の灰取りバケツに入れ保管してください。灰取りバケツは必ず不燃材の上に置いて下さい。
薪ストーブの灰には、燃え残った炭の粉がまだ生きている場合があります。冷えている灰といえども、火が生きていることが往々にしてありますので、紙袋やビニール袋に灰を入れることは絶対に避けましょう。また、電気掃除機でストーブの灰を吸い取ることは厳禁です。