岩手・木質バイオマス研究会

2008/07/05(土) 未分類
本日は、岩手・木質バイオマス研究会の総会でした。

燃料関係の高騰により、各方面での物価上昇が景況を左右している今日です。
小麦やトウモロコシといった食料が、バイオエタノールの燃料になるということから、
穀物も投機の対象となり、価格が上昇するといった状況は、食糧危機を抱える
国家もある中でとても悩ましい問題です。

化石燃料から次世代のエネルギーにどのようにシフトしていけばいいかということは、
国家的施策の中で検討されるべき事項でしょうが、
木質バイオマスエネルギーは、かつてのオイルショックの際に、施策として登場しながら、
その後、自然消滅していった経緯がある中で、今後の展開がどのようになっていくかは、
とても重要な段階に入ってきているように思われます。

ペレットやチップ、薪といった、森林を資源とした燃料は、山からの搬出や燃料の運搬にコストがかかることから、
森林から遠く離れたところで利用するには、コスト高の問題がありますが、
森林県である岩手だからこそできる、木質バイオマスエネルギー利用であり、
先進的モデルができるようになればと願っています。

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