間取りを細かく仕切らないで、広々とさせるのは、どうして?

現在の住まいの多くは、35~40坪以上の比較的大きな面積でできています。

一方、家族数は年々少なくなっています。

ところが、大抵の人々は住まいが狭いと感じながら暮らしています。
それは部屋数を増やしても解消されない問題で、間取りに原因があるのです。

4LDK・5LDKと、多くの個室をつくることは、限られた面積を小割にすることなので、1部屋のサイズは小さくなります。
しかも人間は、ひと時に1カ所にしか居られません。
つまり狭い部屋に居れば、狭いと感じるのは当然です。

広がり空間を前提に、キッチン・リビング・家事室・子供部屋などを配置していく優れた間取りの技術があれば、私たちの暮らしは、もっと広がりと落ち着き、ふれあいをもたらしてくれるはずです。
少ない面積の家でも、広々とした家をつくることは十分可能なのです。