鏡餅(かがみもち)

2014/01/03(金) 日常
鏡餅(かがみもち)とは、餅を神仏に供える正月飾りです。穀物神である「年神(歳神)」への供え物ということで、日本の古来からある伝統です。

鏡餅という名称は、昔の鏡の形に似ていることに由来するとか。昔の鏡は青銅製の丸形で、神事などに用いられます。三種の神器の一つ、八咫鏡(やたのかがみ)を形取ったものとも言われます。また、三種の神器の他の二つ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)に見立てた物が橙(ダイダイ)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)に見立てた物が串柿であるとされます。

鏡開き(かがみびらき)/鏡割り(かがみわり)は、お正月に神(年神)や仏に供えた鏡餅を下げて食べる、日本の年中行事で、神仏に感謝し、またその供えられたものを頂いて無病息災などを祈って、汁粉・雑煮などでいただきます。

地域によって、様々な風習はあるでしょうが、お正月の行事は、ご家族の健康や幸福を願って行われる尊いもの。こんな素敵なものは後世に引き継いでいきたいものだと思うこのごろです。