「新しいもの」と「古いもの」

2022/01/16(日)

「新しいもの」と「古いもの」

技術は「日進月歩」で、新しいものには、最新技術が用いられ、より性能がいいものになる可能性がある。

一方、暮らしの知恵ということでは、「温故知新」。

長く使われ続けたものの中には、いにしえからの知恵が凝らされて、

性能という点では、最新式にはかなわないかもしれないが、

それ以上の価値を発揮することがある。

 

「新しいもの」と「古いもの」は、観点によって、そのとらえ方は、かなり違ってくるだろう。

最近では、洋服も、古着の方が自分に合ってる、という方もいる。

風合いというものは、最新式のものでは、醸し出されないこともあるのだから。

 

ゆい工房の展示場が、今年で新築してから20年になる。

住宅展示場としては、結構古い方に属するのだろう。

最新式ではないけれど、見ていただく価値は十分にあると思っている。

それは、住宅が何十年もの長きに渡って使われるものだから、

時間の経過とともに、どのように変化していくかを見ていただくことは、

大切なことだと思うから。

 

 

住宅は、生身の人間をつつむ環境であるから、

生命体としての人間に対して、どのような、影響をもたらすものなのかも、

考える必要があろう。