●環境問題はなぜウソがまかり通るのか

2008/05/17(土) 未分類
著者の武田邦彦氏は元名古屋大学大学院教授を務めていた学者で、環境問題を科学的データを根拠に、冷静な目でとらえようとしています。

最初は「ペットボトルリサイクル」はやめようという主張。リサイクルといいながら、ほとんどが再生されずに、燃やされているのが現実で、環境に優しいとはいえないのだそうです。

次は、「ダイオキシン」は実は猛毒などではないという主張。マスコミがミスリードしたものでで、現在では学会でも認知されているあたりまえのことなのだそうです。もしほんとうなら、公的資金を投入して回収したゴミ焼却場の数千億円はなんだったのだろうと考え込んでしまいます。

最後に、古紙リサイクルは民間で十分という主張です。以前いた古紙再生業者の仕事を官が奪い、特定業者に税金を投入しているのはいかがなものかという話はなかなか説得力があります。

この本の内容は理想論に踊らされて現実が見えなくなってしまいがちな「環境問題」への警鐘といえるのかもしれません。

本の装丁が告発本的なぎょうぎょうしさが漂っているのは、内容のまじめさからすると少々いただけない気がしますが・・・。

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