●日本の木造住宅復権

2007/02/23(金) 未分類
現在に至って日本の伝統的な木造住宅文化を見直そうという動きが顕著になってきた。

この底流にあるのは日本人の心理的構造の変化だろう。

不幸にも日本は戦時中、米軍の焼夷弾攻撃により東京を始めとして全国主要都市が炎上、10万人以上の犠牲者を出した。

日本人に与えた敗戦の心理的影響は大きく、日本の木の家の文化は「不合理な文化」と否定され、欧米式の住宅文化こそが「グローバルスタンダード」として強調されてきた歴史ではなかったか?

小泉首相の次に登場した阿部首相は「美しい日本」を掲げ、戦後タブーとされてきた改憲を旗印として掲げた。

改憲の是非は別として、日本人が日本の文化に誇りを持つという当たり前の第一歩が、遅ればせながらようやく始まろうとしているのではあるまいか?

自国の文化を愛せない人が世界で認められるわけもないのだから当然といえば当然だけれども・・・。