●高気密高断熱住宅への疑問1

2008/01/24(木) 未分類
外断熱工法の「ソーサーサーキット工法」で高気密高断熱の考え方を学んだ。

当時、まだまだ視野の狭かった私にとって、それは科学的データに裏付けされた絶対的な住宅建築の方向性と信じ、疑うことがなかった。

今だから言えることだが、実は「高気密高断熱」に対する批判的な見解は意外と多い。

その中心的な存在は「建築家」と呼ばれる設計士集団のようだ。

難しいことだが、客観的な立場で解説を試みよう。

高気密高断熱の発想は、そもそも冬の寒さ対策から出発している。

寒さ対策は簡単に言うと二つで、「高断熱」つまり断熱性能を充実させること。もう一つは「高気密」つまり、すきま風のない家をつくること。

これに絶対不可欠な要素が「計画換気」である。気密性能ばかりがよくても必要不可欠な新鮮空気の供給がなければ、人体に悪影響を及ぼしてしまう。

さらに「高気密」は、1階2階の温度差の緩和にも貢献するし、計画換気が成立するための必要不可欠な要素ともなる。

全般的に俯瞰すると、温熱環境の性能を極限まで追求すると、窓のないシェルター型の家が最も性能のいい家になってしまう。

また、発想が「計画換気システム」「エアコン」といった人工的な空気制御の家になってしまうことも否定できないところだろう。


つづく・・・。

1ページ (全4ページ中)