●「韓国の品格」

2008/05/16(金) 未分類
早稲田大学教授である重村智計氏によるこの本は、最近読んだ中でも二重丸のおすすめの本です。

韓国動乱以降の韓国の政治がどのように変遷してきたのか、理解している日本人は私も含めてほとんどいないのが現状ではないでしょうか?

単一民族でありながら、未だに分断国家としての十字架を背負っている韓民族の歴史的背景は、日本人が理解することは、とても難しい事のように思われます。

著者はその難しい韓国近代政治史を明快に解き明かしてくれています。朝鮮半島情勢を理解する入門書としても最適な本のような気がします。

この手の国際政治関連の書籍を著述することは、主張が違う多くの反対勢力からの誹謗・中傷を覚悟した上でのことでしょう。著者の信念に感銘を覚えました。

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