書籍紹介『30%の幸せ』

2008/04/09(水) 未分類
この本は岩手県出身の作家で、その作品の多くがテレビドラマ化されていることでも有名な、内海隆一郎(うつみりゅういちろう)さんの珠玉の短編集です。

著者が二つの月刊誌に10年以上にわたって連載していた短編の中から「人びとシリーズ」と呼ばれる人間の心情の機微を描いた秀作20編をセレクトしています。

ここ10年ぐらい「小説」というジャンルにまったく縁のなかった私ですが、登場する主人公とともにあらたな人生を追体験する楽しさを、この短編集を通して再発見することができました。

内海隆一郎さんの作品はいいですね。一遍一遍が表題にあるように、日常生活のどこにでもある「幸せ」がテーマであり、未来志向の「ハッピーエンド」なので、読んでいてすがすがしく、素直で前向きな気持ちになれます。

実はこの本、IBCの大塚アナからのもらいものなのですが、ラジオ文庫でなぜ内海さんの作品が朗読されているのか、よく分かりました。

これからも宜しくお願いします。ぺこり。

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