●紫波浄水場の「DBO方式」

2008/04/04(金) 未分類
2月28日の読売新聞岩手県版に「設計から運営まで企業に一括発注」「DBOでコスト1億円削減」との見出しが目に飛び込んできました。

公共工事で「設計者」と「施工者」そして「特殊設備業者」は分離発注が原則なのですが、最近ではコスト削減の必要性から「PFI方式」や今回の「DBI方式」の発注が増えてきているようです。

「DBI方式」とは公共施設などの整備にあたり、設計から建設、運営まで企業に一括発注する方式です。

今回は、従来は「設計事務所」「建設会社」「特殊設備」と三社発注だった工事を、浄水設備の専門メーカーに一括発注することで大幅なコストダウンになったケースです。

特殊技術が必要な工事の場合、たとえ「設計事務所」に分離発注したとしても、設計者自体が特殊設備に精通していることは希で、事前設計段階で専門設備業者の助言のもとに設計作業を進めざるを得ません。
また、実際の施工段階でも同様で「建築会社」の監督もまた、特殊設備のエンジニアに指導を仰ぎながら施工を進めることになります。

実は特殊設備の会社が「設計」においても「施工」においても一番ノウハウが蓄積している訳で、全体の工事を無駄なく運営統括する能力も備えていることになります。

これまでは、発注者側もそのことは充分理解していながら、発注上の原則からなかなかそこに踏み込めなかったというのが実情でしょう。

建前よりは本音で公共施設工事に取り組む時代がきたようです。

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