●シックハウスとシックビル

2008/03/31(月) 未分類
日本では「シックハウス症候群」と呼ばれてい病名が、米国では「シックビル症候群」と呼ばれているのだそうです。

その理由は、米国では1970年代の石油危機の際に省エネ対策としてビル室内の換気量を1/3に減らしたために、ビルで働く人たちがめまい、吐き気等の症状が多発したことにあるからです。

日本では、化学建材が普及したことで、新築の家で同様な症状を訴える人が増えたことで、「シックハウス症候群」と呼ばれるようになりました。

シックハウスの症状としてWHO(世界保健機構)は次のような症状をあげています。

(1)目や鼻、喉の粘膜がチクチクする症状。
(2)唇などの粘膜の乾燥。
(3)皮膚に鋼紅斑、じんましん、湿疹などが起こる症状。
(4)疲れやすい。
(5)頭痛がしたり、気道の病気に感染しやすくなる。
(6)息が詰まる。気道がぜいぜいする症状。
(7)非特異的な過敏症になる。
(8)めまいや吐き気、嘔吐ををくり返す症状。

最近「疲れやすい」という理由で、すぐに「シックハウス」と関係あるのでは?と決めつけるのはいかにも、短絡的な気がします。

けれど、新築の家に入居してから気力がなくなり、すぐに休みたくなるというのであれば、一応疑ってみた方がいいのかもしれません。

1ページ (全3ページ中)