住宅建築に「営業」は必要か?

2008/03/02(日) 未分類
工務店経営で常に悩む問題のひとつに「営業」がある。

工務店は基本的に棟梁を中心とした職人集団で、受注は施主からの依頼だった。いい家を建てる技術力があれば地域や地縁からの依頼があった。

ところが時代がかわった。情報平準化の時代、誰でも必要な情報が「インターネット」や「展示場」で手に入る。情報を開示し公開しない工務店は仕事の依頼すらこなくなった。

今でも工務店の会合では「営業罪悪論」が根強い。
「営業」=「経費の無駄遣い」という図式だ。「私たちは営業がいないので家が安く建ちます」という営業トーク(?)もよく聞く。

私が今思うことはお客様の視点でアドバイスできる「住宅コンサルタント」としての営業は必要だ。顧客サービスを徹底して組織化したからこそプレハブメーカーは躍進したともいえる。

ただ重要な視点が一つある。「営業」が真に顧客の立場に立ったアドバイザーに徹しているかどうか。自分の会社のための「押し売り」になってしまっていないかどうか・・・。

私はお客様の立場に立って「ゆい工房」で家を建てることがベストと思えない時には、営業にもそう伝えるよう指導している。

やっぱり家づくりも「ご縁」がないとうまくいかないのではあるまいか・・・。

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