●長寿命住宅のための条件3

2008/02/18(月) 未分類
建築物がが宗教的理由等のモニュメントである場合は当然寿命が長い。ただし住宅にはあてまらないことを述べた。

第二番目に、外観のかっこよさが長寿命住宅のために大切であることを述べた。これも流行に左右されるものではなく、町並みに溶け込んだ自然な美しさが必要である。

第三番目の要件は「ライフステージ」に対応する間取りの可変性だと思う。

もともと、日本家屋は「田の字型プラン」と呼ばれる可変型の間取りの伝統があり、建具をとれば大広間になるし、仕切れば個室にもなるという自由性があるのである。

また木造軸組工法は柱で加重をささえるので、間仕切りの変更がパネル型住宅に比較し自由にできるところも特徴のひとつだ。

欧米の住宅が長寿命な要因のひとつは、住宅の中古市場が発達しているために、ライフステージに応じた住み替えが可能なことがあげられる。

ところが、残念なことに日本の現状は中古住宅市場が機能している状況には至っていない。

現状では、メンテナンス技術者としての大工が容易に確保でき、間仕切り変更の自由がきく「在来軸組工法(木造住宅)」が一番長寿命住宅にちかいのではないだろうか。

つづく

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