●長寿命住宅のための条件1

2008/02/14(木) 未分類
長寿命住宅のための条件はなんだろうか?

その第一番目は「モニュメント」であること。

静岡に旅行に行ったときにガイドさんが「あの山は長島茂雄さんが若いときに自主トレで毎日登っていた山です」と紹介してくれた。(まだ小さかった長男の一茂さんをオンブして登ったそうだが、あまりにも練習に没頭してたびたび山頂に置いてきてしまったそうだ・・・。(笑))

そして、その長島茂雄さんが一ヶ月自主トレのために借り切った旅館の部屋というのが今でもあるのだそうだ。長島さんは部屋の中で素振りをしながら思い余ってあちこちの鴨居や壁にぶつけたらしい。今でもバットをぶつけた穴がそのまま残っているのだという。

その旅館は今でも、長島茂雄氏が自主トレした部屋ということで予約が絶えないという。きっと長島氏が国民的英雄として記憶されている限りその部屋と旅館は保存されるのかもしれない。

また、盛岡では石川啄木が新婚時代をすごしたという啄木新婚の館というのがある。これも石川啄木の人気が廃れない限り保存されていくのだろう。

法隆寺や五重塔、宗教的な建築物も日本人の心に郷愁と共に残っているモニュメントなのであろう。

けれど、このような例は一般住宅にはどうもあてはまらない。

一般住宅のための「長寿命住宅」の条件はなんだろうか?


つづく

1ページ (全3ページ中)