●「住宅展示場」のあれこれ

2008/02/13(水) 未分類
住宅建築を検討するお客様の約6割はホームページで会社を探すという。その後、展示場に行って実際の建物を見学する。

この「住宅展示場」も大きく3つの類型に分けられそうだ。

一番目は、ローコストビルダーと呼ばれる会社が推進している「単独展示場」方式だ。タマホームなどがその典型で、ロードサイドに複数の展示場を建築し駐車場スペースもゆったりとるスタイルがその躍進の原動力といわれる。

県庁所在地にあれば、今や県内各地からお客様は自家用車でやってくる。もはや支店をこまかく出す必要もないのかも知れない。

第二番目は、分譲地出店型展示場だ。これは街角展示場スタイルで、お客様をあらかじめ決めてから建築する場合と、ビルダーの設計で建築してから販売する場合がある。

開催期間としては3ヶ月から6ヶ月、長くても1年以内というケースが多い。

第三番目は、大手プレハブメーカーによる総合展示場スタイルである。この場合、展示場は借地の上に建築され、月々の広告宣伝負担金があるようだ。

プレハブメーカーはこの総合展示場で集客すれば、必ず複数社の競合になるケースが一般的だ。それでもあえて、総合展示場方式なのかといえば、単独ショップよりも商店街を組んだ方が、圧倒的にお客様の来場が見込めるからなのだそうだ。

賑やかなところに人が集まる。また、その複数の会社の中から1社を選ぶという顧客心理も働き、地場のビルダーや工務店を選択肢の中から追い落とす効果もあるのだとか・・・。

必ずしも展示場がない会社の中にもすばらしい会社があると思うのだが、出会うきっかけがないと何も始まらないということだろうか・・・。

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